自宅のトイレ掃除の頻度と正しい方法について
自宅のトイレ掃除の頻度と正しい方法について
この記事を読むための時間:3分
トイレは誰でも必ず使う設備ですが、それだけに汚れやすいことが大きな問題になります。
清潔な状態を保つためにはこまめな掃除が不可欠ですが、最適な道具や洗剤の選び方、掃除の方法を正しく理解しないとトイレの汚れを取り除くことはできません。
自宅のトイレを気持ち良く使うためにも正しい掃除の方法や道具の選び方について学びましょう。
トイレ掃除は毎日行うのが理想
トイレ掃除の頻度は基本的に多ければ多いほど良いとされています。
これはトイレが排せつ物に直接触れる設備であり、不潔になりやすいのが理由です。
排せつ物には大腸菌をはじめとする様々な細菌が大量に混在している他、不快な臭気も発生させます。
少しでも残っているとそこから細菌が爆発的に増殖して不潔な状態になってしまうのです。
トイレ掃除は最低でも一日に一回、それを毎日繰り返すのが理想と言えます。
便器以外の掃除も忘れてはいけない
トイレ掃除と言えば便器をぴかぴかに磨くイメージがあります。
もちろん便器を綺麗にすることも大切ですが、それ以外の設備の掃除を疎かにしてはいけません。
トイレの室内は排せつ物の微小な飛沫が飛び散るので、目には見えない汚れが万遍なく付着していると言っても過言ではありません。
トイレ掃除は便器を磨くだけではなく、壁やドア、トイレタンクなど室内のすべてを対象にすることが重要です。
また、トイレ掃除は単に汚れを拭き取るだけではなく、殺菌処理も併せて行う必要があります。
汚れの中に混在する大腸菌などの細菌は体調不良を引き起こすためです。
殺菌作用を持つ洗剤を使って隅々まで拭き掃除を行うのが清潔な状態を保つ秘訣です。
簡単な掃除を毎日行いつつ丹念な掃除を週一回程度の頻度で行う
トイレ掃除は何度も丹念に行うのが理想ですが、自宅の掃除ではトイレ以外の部屋も行うので現実的ではありません。
汚れが目立つ部分を中心に簡単な掃除を毎日行いつつ、週一回程度の頻度でじっくりと取り組むのが無難と言えます。
掃除の際はトイレ専用の道具や洗剤を使う必要がありますが、これは便器などの設備が傷むのを防ぐためです。
洗剤によっては便器や配管を傷つける磨き粉が含まれている物があるためです。
また、ブラシやタオルなどの道具も固すぎると便器や配管を傷めます。
そのため、割高でもトイレ専用と銘打っている物を選ぶことが大切です。
衛生管理の面で見れば使い捨ての製品を選ぶのが最適ですが、出費が嵩む問題は無視できません。
複数回繰り返して使う場合は熱水や消毒液に浸して殺菌処理を施します。
掃除の際は必ず手袋やマスクを使い、掃除中に飛散した汚水には触れないように心がけましょう。
トイレ掃除でやってはいけないこと
トイレ掃除にありがちな失敗として熱水の使用があります。
便器にこびり付いている頑固な汚れを取り除こうと熱水を流してしまい、急激な温度変化で便器が割れてしまうトラブルは決して珍しいことではありません。
トイレの便器は常に冷水が触れている状態なので、そこに高温の熱水を流すのは破損を促すようなものです。
また、効率的な掃除を行うために強い刺激性を持つ洗剤を使うのも便器や配管の劣化に繋がるので良くありません。
変色や錆などの不具合が生じることもあるので、面倒でも冷水とトイレ専用の洗剤を使うことを厳守します。
黄ばみやリング状のシミを取り除こうと漂白剤を使うのも便器の劣化に繋がります。
便器の汚れを取り除く際はトイレ用のブラシかタオル以外を使ってはいけません。
特に金属タワシは便器に傷を付けてしまうので避けます。
金属以外の材質でも基本的に固い物は便器の損傷に繋がるので使わないのが賢明です。
トイレの衛生管理は正しい知識が不可欠
トイレを気持ち良く使うためには丁寧な掃除が欠かせません。
毎日の掃除が理想的ですが、実際には他の仕事もあるので簡単に済ませつつ、週一回程度の頻度で丁寧に行うのが現実的な方法と言えます。
便器に傷を付けないように注意し、室内の掃除と消毒も忘れてはいけません。
快適な空間を保つには目に見えない汚れであっても残さず取り除くことが重要です。
もし毎日掃除をしていても落ちない汚れがあるなら、当社へご相談ください。
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