トイレ掃除に重曹は使える?
トイレ掃除に重曹は使える?
この記事を読むための時間:3分
家の中でも特にトイレは汚れがつきやすい場所です。
しかも汚れが定着すると、簡単に落とせないのも厄介な問題です。
洗剤を使って掃除をするのも良いですが、キッチンやお風呂の掃除などによく活用されている重曹はトイレにも有効なのでしょうか。
この記事では、重曹を使ったトイレの掃除方法、重曹に効果がある理由などについて紹介します。
重曹を使ったトイレの掃除方法
重曹を使ってトイレ掃除をする場合は、まずぬるま湯に少量の重曹を入れ、しっかり混ぜて重曹水を作ります。
そして重曹水をスプレーボトルに入れ、汚れが気になる部分に吹きかけていき、汚れが浮き上がってくるまで放置しておきます。
その後、水を流して終了ですが、黒ずみや黄ばみが残っている部分があれば、直接重曹を振りかけて一晩放置し、翌日にブラシで擦り洗いをすると綺麗に落とせます。
便座や淵部分の掃除は水で流せないため、重曹水をスプレーした後にペーパーでふき取るようにします。
またトイレタンクがある場合は、トイレタンクの中に重曹を1カップほど投入し、数時間か一晩放置して流すだけで綺麗に汚れが落ちます。
1ヶ月に1回ぐらいのペースで行うようにすれば、汚れが落としやすく、さらに汚れを予防する効果もあります。
そして掃除は目についた汚れだけではなく、嫌な臭いを無くすためにも行うものです。
重曹には消臭効果もあり、口の部分が大きい容器に重曹を入れ、好みのアロマオイルを数滴垂らしておくと、良い香りが楽しめる消臭剤があっという間に完成します。
重曹がトイレの汚れに効果がある理由
重曹がトイレ掃除に効果を発揮できるのは、重曹に含まれている成分に理由があります。
重曹の成分は炭酸水素ナトリウムで、酸性のものを中和させる効果があります。
黒カビやぬめりなどは酸性の汚れの中でも代表格と言われる存在ですが、アルカリ性の重曹ならしっかり汚れを浮かせて落とす事が出来るのです。
頑固な汚れには重曹水だけではなく、重曹を直接振りかけるという方法で掃除をしていきますが、これは重曹の粒子が細かく水に溶けにくい性質があるため、研磨剤としての役割も果たすからです。
少量ふりかけるだけでクレンザー代わりになり、黒ずみやザラつきも綺麗に落としてくれます。
加えて脱臭や消臭効果もあるため、トイレという特に汚れや臭いがつきやすい場所の掃除には、有能なアイテムと言えるのです。
尿石や水垢対策にも効果あり
重曹だけでもトイレ掃除が可能ですが、さらにクエン酸を取り入れる事でより効果がアップします。
重曹水と同じように、水にクエン酸を溶かし入れるとクエン酸水が出来上がりますが、クエン酸水はアルカリ性の汚れに効果を発揮します。
アルカリ性の汚れと言えば水垢や尿石で、重曹水では落とす事が出来ません。
しかし酸性のクエン酸水なら、汚れを浮かび上がらせて落とし切る事が出来るのです。
また重曹とクエン酸を同時に使うという方法もあります。
一緒に使うと炭酸ガスが発生して気泡が生じるのですが、気泡には汚れを吸着する作用があるため、水溜まり部分など頑固な汚れには有効です。
さらに便器のみならず、床やクロスも尿の飛び散りで汚れやすい場所ですが、掃除方法はまず先にクエン酸水を全体的にスプレーして汚れを雑巾でふき取り、その後に重曹水をスプレーして再び雑巾でふき取ります。
この方法なら尿や人の体から出た皮脂など性質が違う汚れも一緒に掃除でき、消臭効果もあって清潔な空間となります。
重曹とクエン酸、双方の特性を活かし合えば、トイレについた様々な汚れを残さず落としていく事が出来るのです。
安全でコストパフォーマンスも高い重曹を活用しよう
重曹はお手頃価格で購入でき、さらに安全に使えるというメリットがあります。
水に溶かして重曹水を作る、クレンザー代わりに直接振りかける、アロマを垂らして消臭剤にするなど、工夫次第で使い方も様々です。
こまめに掃除をしていけば汚れもこびりつかず、1回あたりの掃除にもそれほど時間はかからないのです。
ただ重曹やクエン酸を使っても落とし切れなかった場合は、清掃のプロである当社にぜひ相談してください。
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