ハトのフンは病気の原因に!ベランダのハトの糞対策
ハトは安心できる場所を好みます。
以下のような条件はハトにとって居心地の良いベランダと言えるでしょう。
好まれる条件
・植木鉢や荷物などが雑然と置かれている
・日中人の気配がない
・動くものがいない
・既に鳩の糞が多く落ちている
好まれる立地
・猫やカラスなど天敵に襲われにくい場所
・公園や森が近くにある
・餌場や巣が近くにある
ハトは帰巣本能があるため、一度居ついてしまうと何度も繰り返しやってきて追い払うのが大変です。戻ってこないように対策することが大切です。
ハトの糞が与える影響
ハトの糞は見た目が悪いだけでなく、建物の表面を腐食させ劣化させることもあります。
また雨どいに溜まって水はけを悪くしたり、干していた洗濯物に糞をされるといった被害もあります。ハトの糞で特に気を付けたいことは、その糞にカビや菌が含まれているということです。糞を掃除する際は直接さわったり、吸い込まないように気を付けましょう。
糞を吸い込むことで重大な感染症にかかる恐れがあります。
鳩などの糞によって引き起こされる感染症
- クリプトコッカス感染
ハトの糞に潜むカビから発症します。肺に感染した場合に発熱、胸痛などの症状が起こります。
- オウム病
鳩の20%がオウム病のウイルスを保持しており、大人が感染・発症することが多いのがこの病気です。名前はオウムとついていますが、鳩もウイルスを持っています。
- サルモネラ菌
ハトの約2%がサルモネラ菌を保有し、そこから感染します。
- アレルギー
羽毛や糞により喘息発作を伴う重いアレルギー症状を起こすことがあります。
- ヒストプラズマ症
ヒストプラズマというカビの一種により発病します。妊婦が感染をすると流産し、もし出産しても子供に脳障害を生じることが多いとても危険な感染症です。
6.トキソプラズマ症
犬、猫、鳥等に寄生するトキソプラズマは糞を介して人間に感染します。
ハトを寄せ付けない為には
ベランダの掃除
糞や羽毛があると鳥はそこが居心地が良い安全な場所だと考え、居座ろうとします。
糞や羽毛を綺麗に掃除して、ハトの匂いや痕跡を消しましょう。
ハトの糞にはカビや菌がいますのでマスクと手袋を必ず着用しましょう。
また掃き掃除や掃除機での吸い込みは糞の粉末が舞い上がるので厳禁です。
用意するもの
・マスク
・ゴーグル
・ゴム手袋
・雑巾、布、新聞紙
・バケツに入れたぬるま湯
・ごみ袋
・消毒用アルコール
・ハイター、カビキラー等
掃除の手順
1.手袋、マスクを装着する。
2.乾いて固まっている糞に少量ずつぬるま湯をかけて柔らかく緩める。範囲が広い場合は濡らした新聞を広げてかぶせ、ぬるま湯をかけてよく湿らせる。糞を落とされて間がないものは、消毒用エタノールを吹きかけペーパーなどで掻き取る。
金属の手すりなどに落ちている糞には、ペーパーを乗せた上からたっぷりと消毒用アルコールを噴霧する。
3.糞が緩んだら新聞紙などでこすり落とす。ふき取ったものはすぐゴミ袋に入れてカビや菌が舞い上がらないようにする。
4.拭いた周囲にカビキラー等を少量吹きかけ、軽くぬるま湯で濡らした新聞紙などで拭き、もう一度こそぎ拭きする。
ハトの糞でお悩みの方は業者にお願いしましょう!
ベランダのハト対策は自分で行うよりも業者に頼むと安全で早くて効果的です。自分で行うと感染症などの危険が伴いますし、対策を試行錯誤している間に時間ばかりが経ってしまって気が付いたら巣を作られてしまった、という事にもなりかねません。
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