キッチン掃除で苦労するしつこい油汚れは、重曹を使って綺麗にしよう
キッチン掃除で苦労するしつこい油汚れは、重曹を使って綺麗にしよう
この記事を読むための時間:3分
キッチンの掃除には様々な洗剤が使われていますが、重曹も清掃に効果があることが知られています。
しかしながら、実際には重曹をどのように使用したら良いのかわからないと言う人も少なくありません。
そもそも、重曹がどんな働きをする物質なのか知らないという人も多いでしょう。
そこで、重曹の特徴について説明し、重曹を用いてキッチンを綺麗にする方法を紹介します。
重曹を使うとなぜ汚れが落ちるのか?
キッチン掃除の際に悩まされる油汚れは酸性であるのに対して、重曹は弱アルカリ性です。
したがって、重曹が油汚れと混ざり合うと中和して油汚れを分解するのです。
キッチンの油汚れだけでなく、バスルームの湯垢や居室の手垢などの皮脂汚れも酸性なので、重曹を使って落とすことが可能です。
特に、油で汚れた食器を洗うシンクには、ベタベタした油汚れが残っていますよね、重曹を使えば、シンクの油汚れも分解されて綺麗になります。
キッチン周りの清掃における重曹の使い方
重曹は適量というものがありません。
汚れの上から振りかける際には、大体の目分量で大丈夫です。
多すぎてもキッチンの素材を傷めることはありません。
まず、シンクにまんべんなく重曹を撒き、水にぬらしたスポンジで重曹を塗り広げるようにしてシンク全体をこすります。
後は水で洗い流すだけなので、誰でもできる簡単な作業だと言えるでしょう。
シンク掃除で注意することは、シンクを使用したら間を空けずに直ちに重曹で磨くことです。
キッチンの油汚れは、放っておくと埃と混じり合って、粘着質の落ちにくい汚れになってしまうからです。
ただし、しつこい油汚れは、擦っただけでは落ちないこともあるでしょう。
そのような場合には、重曹を水で練って粘土状にしたもの(重曹団子)を、汚れの部分に貼り付けてラップを被せておきます。
10分以上放置してから、ラップを剥がしてスポンジで擦ると、しつこい汚れもあっさりと落ちるでしょう。
この方法は、まな板の洗浄にも使えます。
それから、キッチンの周囲の壁に貼り付けたタイルなども、油でべとつくことがあります。
こうしたタイルは垂直な壁面に貼り付けてあるため、重曹を粉のまま振りかけたり、重曹団子を貼り付けたりするより、重曹を水に溶かしてスプレーで吹き付けた方が効率的に掃除できます。
スプーン1杯の重曹を水約200ミリリットルに溶かせば、吹き付け用の重曹水が出来上がります。
重曹を清掃に使うメリット
粉末状の重曹をシンクなどに振りかけて磨くと、重曹が研磨剤の効果を発揮し、シンクの表面がピカピカに綺麗になります。
また、シンクを洗い流す際に、重曹を含む水が排水口に流れ込むため、排水口内のぬめりや汚れが分解されるでしょう。
重曹には消臭効果もあり、排水口の悪臭もおさえることが可能です。
先述したように、振りかける際に適量を量る必要がないことも重曹のメリットと言えるでしょう。
何よりも、重曹は食品にも使用される安全な物質なので、飲食物を扱うキッチンでも安心して使える点が長所とされています。
重曹以外のものを併せて使う清掃方法
キッチン掃除に役に立つ物質は、重曹以外にも酢やレモン果汁など簡単に手に入るものがあります。
レモン果汁に含まれるクエン酸は酸性で、アルカリ性の汚れを中和して除去することができます。
クエン酸もジュースや化粧品に使用される製品で、人体に無害な物質です。
酢には酢酸が含まれており、クエン酸と同じような働きをします。
クエン酸は、キッチンの魚の生臭さを消し、洗剤の残りカスや野菜のアクを落とすことが可能です。
しつこい汚れには、クエン酸も重曹と同様に貼り付けとラッピングを行うと効果があるでしょう。
クエン酸でアルカリ性の汚れを取り除いたら、中和を兼ねて重曹で洗い流せばすっきりとして汚れが残りません。
このように、クエン酸と重曹を併せて使用する方法が最も効果的といえます。
人体に優しい重曹を清掃に活用しよう!
重曹は人体に無害であり、洗浄効果が期待できる優れた物質です。
使い方も簡単で、粘土のように丸めて貼り付けたりスプレーで吹き付けたり、様々な方法が可能です。
身近な店舗で安く購入できる重曹を使って、キッチンまわりを綺麗にしましょう。
クエン酸や酢などを重曹と併せて使用するとさらに効果が高まります。
重曹でも落ちない頑固な汚れがあるときには当社にご連絡ください。
プロ専用洗剤を使用してきれいにいたします。
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