コンクリートの上でよく見かける赤い小さな虫。ご存知ですか!?その①
これは「タカラダニ」です。まずはタカラダニの生態について調べてみました。
タカラダニって何!?
タカラダニは赤い色のからだと無数に生えた毛が特徴的な虫です。体長は約1mm~2.7mmと小さいですが、ほかのダニよりも比較的大型なので肉眼で見ることができます。世界中のいたるところに生息しており、とくにコンクリートの隙間やベランダなどでよく見られ、エアコンの室外機をクリーニング中にもみかけます。動きは早いほうで、窓や扉が閉まっていてもほんのわずかな隙間があれば室内に侵入することもあります。
タカラダニは産卵期である4~6月にかけて、1~20個ほど卵を産みます。6月は梅雨入りのため湿気やカビが発生しやすくなりますが、これらはダニにとって過ごしやすい環境。より多くのタカラダニがこの時期に卵を産むのです。これが大量発生の原因につながっています。
実はタカラダニの生態についてはまだまだ解明されていない未知の部分があります。そんな謎多き虫ですが、もうすぐ活動時期に入ります。油断していると大量発生することもあるので、わかる範囲で知識を蓄えておけば安心です。
名前:カベアナタカラダニ(宝ダニ)
生息範囲:日本全国(世界中にいる害虫)
生息場所:コンクリート面(建物の外壁や床)、苔の上
活動時期:5~6月
体長:約1ミリ~2,7ミリ
寿命:成虫の期間は約1,2か月。産卵すると24時間ほどで死ぬ
特徴①:メスのみの単為生殖で増える
特徴②:暑さに強い
特徴③:人を刺すことは無く、生きているタカラダニに害はない
好物:花粉、アブラムシ、コケなど
弱点:基本的に弱い
厄介な点①:見た目が赤くて目立ち不快
厄介な点②:潰してしまうと体液で皮疹が起きることがある
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